Servus!
先日オーストリアから一人のLASKファンの友人が東京出張のついでにFC東京の観戦に訪れてくれた。その感想を個人的に聞いてみたので紹介したい。
観戦したのは国立開催の8/26神戸戦とリーグ9/3福岡戦の2試合。どちらもチーム的には不甲斐ない試合だったのが恥ずかしい。特に福岡戦。
質問してみた内容は東京という街について、FC東京のスタジアムでの雰囲気、ピッチでのオーストリアとの違いなどを答えてもらった。ここで紹介する内容は一個人の感想なので全ヨーロッパの人の総意ととらえないでほしい。
質問に答えてくれた友人にこの場を借りてあらためて感謝したい。
Viele Danke sehr 💙❤️🤝🖤🤍
東京という街について
Q:東京で一番印象的だった場所はある?
A:東京という街そのものが印象的だった。出張だから山手線沿いしか見ることができなかった。おすすめはと言われればTeamLab Planetsだね。
Q:東京の街からFC東京を身近に感じることはできた?
A:ホテルが五反田だったから国立競技場までは近かった。だけど味の素スタジアムはかなり遠かったね。
FC東京とJリーグのファンについて
Q:国立競技場と味の素スタジアムについての感想は?(アクセス、大きさ、見やすさなど)
A:アクセス、規模感はともに良かった。国立競技場ではフードトラック(青赤横丁)がスタジアムの前にあってスタジアムに持ち込むことができるのがとてもよかった。味の素スタジアムには陸上トラックがあり、サッカー専用ではないにのは驚いた。ただLASKも長い間似たようなスタジアムを使っていたのでサッカー専用スタジアムを用意する難しさはわかるよ。
注:LASKは2023年2月に新スタジアムをオープンしたがそれまでは陸上競技場を使っている時期もあった。新スタジアムの直前は小型のサッカー専用スタジアムを利用していた。
あとは後半の途中に売店が閉まっていて残念だった、、、帰りにどうやってビールを買えば良いんだ?
注:LASKのスタジアムでは試合後も営業している。代わりに試合後はほとんどのスーパーが閉まっている。もしこの記事を読んでるLASKファンがもし日本でサッカーを見る時、試合後にビールが欲しければコンビニエンスストアかスーパーマーケットで買ってね。その方が安いよ。笑
Q:ファンの雰囲気はどうだった?
A:ファンのサポートからはエネルギーを感じたよ。総合的によかったと思う。
Q:オーストリアでは90分間歌い続けるのが普通だけど、日本は長い休憩があったりする。そこで違和感は感じた?
A:特に違和感は感じなかったよ。良いサポートだったと思う。試合の結果は良くなかったけど笑。沈黙があったのは展開が良くなかったからだと思った。全体的にサポートに間が開くことに違和感は感じなかったよ。
Q:自分はヨーロッパに来て90分間歌い続けたり旗を振るのが当たり前な文化だと感じている。だけど初めての機会では驚いた。いまでは普通だと思うけどね。日本ではそうではなくてフラッグで試合が見れないとクラブやSNSに不満を言う人が多いんだ。
A:LASKのサポートが組織化されたのはほんの数年のことなんだ。まだ組織化されてなかった時のことを覚えてるよ。2012年にライセンスが拒否されて下部リーグに落ちた時、ファンが協力してクラブを救ったんだけど、その頃は今のような組織化されたサポートはなかったんだ。
Q:花火や光線などのスタジアム演出はどうだった?
A:あまりスタジアム自体の演出は好きじゃない。やっぱりファンからのサポートによる演出が好き。ただ日本では発煙筒や花火をファンが使うことができないからまぁ仕方ないのかなと思った。
あとは日本人はとても丁寧だった。発煙筒は禁止されてるから本当に使わない。(ヨーロッパでも基本的には禁止されている)とても良いバナーもスタジアムにあった。前方にあるバナーはよく見えなかったが後方にあるバナー逹はとても良いと思った。
Q:フットボール自体のクオリティ、スタイルの違いはどう感じた?
A:とてもスピードが速いと思った。この暑さの中走るのは自分には無理だよ。
その他
Q:Zipferビールとキリンビールはどちらが好み?
A:やっぱりZipferだね。ただ日本のビールではサッポロビールが気に入ったよ。
Q:オーストリアにもスタジアムに行かずSNSで文句ばかり言う人はいる?
A:キーボード戦士は世界中にいるよ(笑)
最後に
話を聞いて1番思ったのはスタジアムの演出やりファンから発信される演出の方が好まれてると感じた。これは彼以外の他のオーストリア人に聞いても同じような話をすることが多い。クラブは誰のためのものなのか。違和感を感じるならば声を上げていくことが大事だと思う。
ただここLASKでも今のような組織化されたサポート、クラブとの協力は非常に難しいテーマである。今後もできる限りこのような発信を続けたいと思う。