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ウィーン在住LASKファン アウェイ遠征記 vs SCR Altach

Servus

長い間やってなかったアウェイ遠征記

試合プラス旅行が久しぶりなので書こうと思う。

実際にはルステナウとのアウェイがブレゲンツであった時に試合後にクリスマスマーケットに行くとかはあったんだけどイングランド以降あんまり大きな旅はなかった。プレーオフに入ったら遠方はあってもクラーゲンフルトくらいだろうし。

 


今回の旅程

ウィーンからアルタッハまで電車移動→ドルンビンで1泊→Karrenをハイキング→インスブルックでサウナ

アルタッハまで

今回も他のLASKファンと一緒に列車旅。リンツで合流する。自分はひと足先にウィーンから乗る。朝7時半発。前日に大家とルームメイト探しの件、家賃の折半方法で1時くらいまで揉めてたのでマジで眠い。

日曜日なのでスーパーやってないのから前日に飲食物を買っておいた。いうてもでかいアイスティーと当日はパン屋はやってるから後回し。

先月日本に帰った時にドンキで買った日本のお菓子詰め合わせをみんなに試してもらった。1番の人気はビッグカツだった。フェイクシュニッツェルだ!ってめっちゃ気に入ってオンラインで買おうとしてた。2番目はキャベツ太郎、3番目はじゃがりこだった。個人的にはじゃがりこが一位だと思ってたんだけどな。

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列車はスキーシーズンともあってほぼ満席。4人掛けに4人で予約していたんだけど1人が来れなくなって1席空いたのでたまに他の人に席を譲ったりしていた。どの人もみんなSt Antonというスキーリゾート地に行く人か帰る人。

1人目はマンチェスターから来たイギリス人。訛りですぐにイギリス人ってわかった。スキーしにくるのは3回目らしい。前日に家の近くの日本よくレストラン行ってきたらしい。自分たち3人はマンチェスターリヴァプール、ロンドンに行っていたので盛り上がった。本人も言っていたがロンドンは優しくない、マンチェスターリヴァプールはフレンドリーだ。オーストリアも日本もまぁ同じだと思うけど。ウィーンはあんまり優しくない。逆にリンツの人たちはかなり義理堅いし時間も守る。フォアアールベルクまで来るともっと優しい。なんかみんなニコニコしてる。アジア人が珍しくて見られてるだけかもしれないけど。今回の旅でもアルタッハのファンが車乗っけてくれたりしたし、泊まったAirBnBの人もめっちゃ優しい。

2人目は1等車買ったのに席を予約しなかったせいで座れなかった人。終始文句言ってたアメリカ人女性。なんかずっとアメリカは自由だ、50の州からなる偉大な国だ!みたいなことを言ってた。予約しなかったのが悪いのにオーストリア鉄道はなんて酷いんだ!と叫んでた。友人の1人が世界で1番愉快なテーブルへようこそと言って少し落ち着いてた。こういうユーモアが咄嗟に第二言語で出るのが羨ましい。その後も終始自慢してた。5つの大陸を制覇したとか毎年世界中を飛び回っているとか。

自分でも驚いたのがイギリス人の英語の方が聞き取りやすかった。アメリカ英語で育ってるからアメリカ人の方が楽かなと思ったけど違った。

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アルタッハ

日曜だし田舎だし何もやってない。なので公園で飲みながら遊んでた。途中、アルタッハのファンのおばちゃんが通りかかり、公園まで乗っけてくれることに。

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アルタッハはフォアアールベルク州の最大の都市であるドルンビンの近くの街ではあるものの、人口約6000人。でもスタジアムには3、4000人はアベレージで来る。ルステナウも新しいスタジアムが建設中であったりフォアアールベルクはかなりフットボール文化が根付いている地域である。アウェイゲームにも街の規模と距離を考えてもそれなりに多くのファンが来る。アルタッハとルステナウのダービーでは過激なパイロショーも披露される。スタジアムの箱こそ小さいがウィーンダービー、グラーツダービーにも引けを取らない盛り上がりだ。

試合

アルタッハアウェイ(とシュトルム)はいつも例のピンクユニフォームでプレーする。この日も同じ。そのため冒頭19分はボイコット。19分からはハートの黒白ボードを掲げながらコレオ。この日はBWTの本社前でピンクユニに対する抗議も行われた。BWTのスローガンをいじったアンサーとして、あなたたちは私たちの色と共に生きる必要がある。というかバナーで抗議した。そしてRBとの試合前に同時心肺蘇生トレーニングのギネス記録挑戦に使われたハート型のスポンジをピンクに塗って装飾した。まぁギネス挑戦もある種のビジネス面でのパフォーマンスに使われたのだろう。

内容は下位に沈むアルタッハに終始押し込まれる。決定機はかなりの数相手にあったがLawalの好セーブと相手の決定力に助けられてドロー。こちらの決定機は皆無。Zuljが前節の退場で不在。彼がいないと何も起きない。ロングボールのターゲットもなし、ボールを貯められる選手もいない。DFラインで繋ごうというのに当初からチャレンジしているけど前に進むのは結局ZuljかHovarthの個人技。ファイナルサードもZuljとUsorの個人技にたまにLjubicicが詰めるだけ。

流石にこの日はブーイングが出た。ウルトラスは挨拶いらんからさっさと帰れと。その後も監督とファンで少し話し合い。個人的にはZuljがいないしどうしようもない、どうしようもないのは問題だけど編成が若手とベテランに偏りすぎているし、冬に取ったのも実績はあるけど欧州からは離れていたBerishaとバイエルンのセカンドにいた選手だけ。夏もRBのセカンドにいたHavelとドイツ2部から買い戻したAndrade、Sturmで試合に出てなかったLjubic。まともに主力になるのはAndradeだけだ。Berishaはまだコンディションがフィットしてないみたいだし。中村頼みorマークが集中して浮いたところをいかせていた昨季からかなりスケールダウンはしている。試合後の報道ではロッカールームの雰囲気は最悪だとも言われている。もうチームになれてない、的な。

 

ただSagederはトップリーグ初監督でこの編成、ヨーロッパも並行、なかなかよくやっているとは思う。もちろんベストじゃないけど、クラブがもっとサポートして欲しい。転売目的バレバレの選手獲得でチームが勝てないんじゃ意味がない。俺たちはヨーロッパに出れればいいんじゃなくてブンデスリーガを獲りたい。

 

他会場の結果で上位プレーオフへの進出は決まった。最終節はRBとのホームゲーム。

Landstrassler - Altach - LASK 0:0 (0:0)

 
 
 
 
 
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ドルンビンへ

友人たちと別れフォアアールベルク最大の街ドルンビンへ。この地域の電車は30分に1本あればいい方。ちなみにグラーツ近くのハルトベルクは1,2時間に1本だ。

この日はWokでテイクアウトしておわり。オーストリア人とペルー人夫婦のAirBnBでお世話になった。

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Karrenへハイキング

朝は10時頃の出発でカフェで朝食。中心地を散歩したけど日本でいうと徳島とか宮崎の駅前よりもっとこじんまりしている。東中野駅前くらいの規模かな。

ちなみにフォアアールベルクの方言はフォアアールベルク語と言われるくらい難解でウィーンやリンツオーストリア人でも理解できないらしい。日本でいう津軽弁や沖縄弁みたいな感じ。なんかよくわからない挨拶を発せられた気がする。

 

朝食後はKarrenという山をハイキング。事前にKomootというハイキングサイト/アプリでEasyとなっているコースを参考に上ったんだけど普通にめちゃきつかった。きつかったので片道だけで断念し頂上からはケーブルカーで帰った。

頂上に着くやもう真っ白。分厚い雲でなんも見えない。見えなさ過ぎて逆に展望デッキが怖かった。

Wanderwege am Karren Dornbirn | Karren Dornbirn

 

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インスブルックでサウナ

ハイキング後は2時間近くかけてインスブルックへ戻りサウナへ。年末のテルメウィーン振りのサウナで楽しみ。

行ったのは駅から徒歩10分のこちら。

Hallenbad Amraser Straße [Schwimmbecken & Saunabereich] | IKB

パノラマサウナが最高であった。ルーフトップにありインスブルックのアルプスの絶景を見ながらサウナと外気浴。天気も良かったので気持ちよかった。サウナは全自動のアウフグースで30分毎に自動注水と天井にアウフグース用のファンがついている。さすがに人力のテルメウィーンの灼熱アウフグースよりは劣るが形式と掛け算すれば点数はトップレベルである。価格は19.2ユーロ。

としまえん庭の湯や後楽園のラクーアに行くような価格帯。テルメウィーンはそれより高いしサウナだけ入るができないので短時間だと割高である。

 

さいごに

遠方遠征に行き、泊まってアクティビティしてサウナに入って帰る。なんら日本でのAway Daysと変わらない日々であった。インスブルックのサウナはまた来たい。

 

ではCiao