Servus!
アウェイ3連戦の最後、UEL Toulouse アウェイゲームの遠征記。モスタルに続く海外アウェイ。フランスというと行きやすいイメージはあるものの、トゥールーズはウィーンやリンツからの直行便がなく、皆様々な方法でアクセスしていた。
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今回の旅程
往路:ウィーン→ロンドン→トゥールーズ
復路:トゥールーズ→マルタ(トランジット泊)→ウィーン
という謎ルート。往路はロンドン違いで同じ人がいたがさすがに復路同じ人はいなかった。マルタは1泊した方が安かったのでトランジット泊。小国好きとしては行ってみたい国の一つであった。
他の人の経路はフランス国内ではパリやマルセイユ、ニースからの列車、それ以外ではロンドン、ローマ、バルセロナ、マジョルカ島などの第3国を経由してのフライトが多かった。リンツ空港は大きくないので、ミュンヘン、もしくはウィーンから飛ぶ人がほとんどだったはず。
まずはロンドンへ
今回も早朝6時のフライト。電車はやってないのでVALという空港行きシャトルバスに乗る。家がWestbahnhofの近くで本当に助かっている。約2時間弱のフライトでロンドンへ。朝早く、しかも時間ギリギリだったので空港ラウンジで朝食は取ることができず、バナナと水だけ取ってゲートへ向かった。
ロンドンではトランジット約4時間。約20か国目くらいだと思うが初めての英語圏。まぁ空港だけだけど。ラウンジ利用しようとしたものの予約必要でウェイティングリストに登録する形だった。SMSで連絡するといわれて待てど来ないので突撃したら、とっくに送ったと。オーストリアのSIMがなぜか動いておらず、受信してなかった。時間もないので近くのカフェで軽く食べることに。痛い出費。
トゥールーズ初日
午後3時頃に到着。トゥールーズは暑いと聞いていたが、ウィーンとロンドンよりかなり暑かった。空港直結のトラムが工事中のためバスと他のトラムを乗り継ぎ1時間弱で宿の最寄へ。朝ご飯をまともに食べられなかったのでPaniniのケバブを食べる。Paniniのケバブって初めて見た。カタールでもお世話になったカルフールで飲み物とバナナとこしらえてまずはチェックイン。Airbnbでゲストルームに泊まったがかなりいい部屋だった。市内にはちょっと遠いのがネックだけど静かだし許容範囲。
夜は少し市内を橋の周辺を散歩。UNIQLOを発見し、買い込む準備をしてこなかったことを悔やむ。冬のアウェイに向けて暖パンが欲しい。もうオーストリアは冬の一歩手前のような季節。
トゥールーズ2日目
早朝便と移動疲れでお昼手前まで寝てた。お昼ご飯はLASKファンと合流するため、歩いて市内へ向かう。南フランスは鴨肉が有名とのことで鴨のグリルソテー。鴨南蛮そばが大好物の自分にはぴったりの街である。その後コーヒーをはさみ、ミーティングポイントへ。
試合前
早めに着いたのでミーティングポイントはまだ人がまばらであった。ここトゥールーズに来るファンはもう大体顔がわかるくらいに絞られてくる。Imstにも行ったし、お前はどこにでもいるなとみんなから言われる。どこに行っても声をかけてくれるあなたたちにこっちは感謝してもしきれない。マーチ予定時間の1時間前辺りから徐々に人が集まってくる。ウィーンで学生やってる知り合いの子も一人で来てて合流。警察に警備されながら約45分ほどの距離を歩いた。遠かった。
スタジアムはラグビーワールドカップの装飾とUEFAの装飾が入り混じる今しか見られない光景。そしてスタジアムにはステッカーなし。ウルトラスからも貼るなと事前に通達されていた。これはワールドカップのためだろう。でも味スタはラグビーワールドカップの時ステッカー貼ってる人いたよね?
この日のチケットはほぼ完売、トゥールーズにとって14年ぶりの国際試合、数年前まで2部にいたクラブなら盛り上がらないわけはないだろう。LASKファンは多く見積もって200人行かないほどだったと思う。
第一声を上げただけでスタジアム全体からブーイングされる感覚、久しぶりで気持ちいい。歓迎されている気分になる。
試合
内容はボール保持するも持たされている感が強く、しかもゴール前ではパスの選択が多くなる悪循環。取られ方も悪く、数的不利の非カウンターになる場面も多かった。いつもならAndradeならどうにかなるだろうで楽観できるが、この日はさすがに一人ではきつそう。カウンターから押し込まれた流れでこぼれ球を詰められて前半に失点。
後半は触るだけのビッグチャンスが2回もあったのに枠に飛ばせず。セットプレーかZuljしか点獲る術がないのがつらい。Ljubicic頼むよほんと、何本外せば、何回オフサイド引っかかれば気が済むんだ。。。東京時代のケイマンを見てる気分だ。ただ彼はクラブに貢献したい気持ちが前面に出てたけど、ハイドゥクから来た彼はどうだろうか。ELでのLASKはショーケースではない。
試合後
再び警察の同行の元、ミーティングポイント方面へ歩いて帰る。自分と知り合いの大学生の子は逆方向の宿だったので途中でファングループから離脱。途中で怒りの毛部場を平らげ帰宅した。その後ファイトがあったとかなかったとか。
マルタへ
再び早朝6時の便でマルタへ。空港までの公共交通機関はないので他のLASKファンと共にタクシーで空港へ。
マルタにはお昼頃についた。なぜかSIMのEUローミングが使えず、あたふた。どうにかバスに乗ったものの、アパートの住所は間違っており、通行人に聞いて回る。さすがにしんどいが、マルタは英語がかなり通じる国なので助かった。
バレッタを散歩しランチを取り、宿近くのビーチでのんびりして過ごした。体調もそんなに良くなかったし。10月でも海水浴できるのは良いな。日本人留学生もちょこちょこ見かけた。
翌日、お昼の便でウィーンに戻った。マルタのラウンジにはチキンシシカバブという名で完全なるもも焼き鳥が提供されていた。串がもう完全に焼き鳥である。
さいごに
一点気になることがある。ここトゥールーズはラグビーワールドカップでも使用されており、試合の日も絶賛期間中、この後にも試合は予定されている。(ELは10/5、その次のラグビーは10/9)東京開催の時、味の素スタジアムが約3か月使えなかった理由は何なのだろうか。マルセイユ、ボルドー、リールなど、並行してリーグ1は行われている。FC東京はその間アウェイ7連戦、途中のカップ戦ホームも他県や別の会場でのプレーを強いられた。この差は何なんだろうか。ラグビー協会とサッカー協会の中の悪さなのか、FC東京またはJリーグのロビー活動、交渉力のなさが理由なのだろうか。秩父宮でサッカーを見ることができたり、アウェイ連戦はそれで楽しかったが、試合終了後になどの怒りが湧いてきた。なぜ切れているのかは自分でも謎だが。
代表ウィーク開けはアウェイ4連戦が待っている。今のところ全部行く予定かつ1試合はウィーンなので個人的ホーム。楽しみたい。