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雑記(フットボール/エンジニア/旅行/語学)

オーストリア代表 ユーロ予選 vsスウェーデン

 

観戦記の番外編

オーストリアに住むならオーストリアのトップである代表チームは見に行かないと、と思い試合前日にチケットを確保。直前までオランダでネイションズリーグを見ていたので行くか迷ったけどここで行かないと今回の会場であるエルンストハッペルシュタディオン(俗にいう国立競技場)に行くことはないかもしれないと思ったのも理由。

 

試合前にはチームで集合して飲み会しながらスタジアムへ。チームでチケット取ってみんなでよく行くらしい。試合見ない人も集まって飲み会してた。試合前に飲み会はこちらではデフォルト。

 

会話はドイツ語なので99.9%話してる内容はわからず、借りてきた猫というよりも招き猫の置物のように鎮座していた。

行きながら英語で少し話しているとみんな"ナショナルスタジアムはクソだ、でも伝統の雰囲気は素晴らしい"と口をそろえて言う。LASKもRapidもAustriaもどのファンに聞いても同じこと言ってた。何度かリニューアルの話が出てるらしいけどいつも具体化しないらしい。

日本でも国立競技場が新しくなったけど、サッカーファンはほぼみんな好きじゃないのが現実。自分は結構好き、旧国立で大雨の中ずぶぬれになったACLブリスベン戦みたいな思い出も含めて。

やっぱりサッカー専用スタジアムに慣れてる人からするとトラック付きは問答無用でクソ仕様になってしまうんだなと。自分は普段から味の素スタジアムで慣れてるからあまり気にならないし、試合みたけりゃ上層の上のほうに座るからまぁそんなに気にならんって感じ。じっくりで試合見たいならテレビでいいじゃんって思っちゃうし。

 

他には日本ではサッカー見るのか?オーストリアでサッカー見たことあるのか?など。毎週見に行ってるし、海外アウェイやワールドカップも行ってるよというと、ここにいる誰よりもフットボールファンだなと言われた。日本でもそうだけど、こっちでもプレーしてる人はそんなにサッカー見に行かないっぽい。日本より地域リーグの試合数が多いし(H&Aであるし、毎試合の前後にリザーブリーグもある)土日どっちかは試合になっちゃうしね。
やっぱりクラーゲンフルトにサッカー見に行く奴なんていないらしい。

 

スタジアムへ

スタジアムはオーストリアの名ストライカーの名前を冠したスタジアム。味の素スタジアムはいつになれば”KING AMARAL STADIUM”になるのでしょうか。

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入場前にみんなと記念撮影。自分は席が違うのでここでチームとお別れ。監督に登録用の書類忘れんなよと釘刺される。

日本代表の国内戦見に行ったことないから単純な比較はできないんだけど、いつもの試合よりイベントっぽい。販促物の配布だったりキックターゲットがあったり、なんかJリーグっぽい。いつもの殺伐としたアウェイセクターとは大違いである。

全席にオーストリア国旗カラーのStigelの旗が置いてあって試合前はスタジアム中で振られてる。

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試合前にはオーストリア第二の国歌とも呼ばれる"I am from Austria"の合唱。オーストリアで一度はスタジアムで聞きたかった歌だ。以前ザルツブルグでRBの試合を見たときに試合前に掛かっていてそれから気に入っている。

youtu.be

 

試合

オーストリアのレベルって普通に高いと勝手にひいき目で見てたけど、FIFAランキング的にも国際大会の成績的にもスウェーデンのほうが好成績で格上ってことを忘れるぐらい拮抗した試合だった。最近の代表選はどれ見ても堅い試合ばっかりで味気はあんまりない。全体的にはオーストリアペースでスウェーデンのGKオルセンが好セーブで立ちはだかる展開。

後半にホッフェンハイムバウムガートナーが2発決めて2-0オーストリア勝利。ベルギー、スウェーデンのいるグループで無敗で首位ターンは素晴らしい。あんまり内容は良いとは思えなかったけど勝ち切っててすごい。

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さいごに

オーストリア代表はビッグマッチをこのナショナルスタジアム、そうじゃないときは地方で開催してるっぽい。直近はLASKの新スタジアム、遠い昔に日本代表と対戦した時はクラーゲンフルト、グラーツザルツブルグで開催することもあるらしい。親善試合ではなくガチのユーロ予選を見る機会なんてなかなかないからいい経験だった。