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雑記(フットボール/エンジニア/旅行/語学)

ウィーン在住LASKファン グラーツ遠征記

Grüß Gott!!

 

勝手に始めた連載も2022-2023シーズン最終節。Sturm Graz とのアウェイゲーム。

オーストリア第2?第3?の都市のグラーツ、日本人もたくさんいるとの噂を聞いたけど確かにちょこちょこ日本語が聞こえた。

 

観光

どうせ来季も来るし、2部のグラーツのクラブ(GAK)も昇格するかもってことでちょこっとでいいかなと思い2つピックアップしたんだけどかなり重めの観光スポットを選んでしまっていた。

 

エッゲンベルク城(世界遺産)

ちょこっと見ようとチケットを買ったら美術館がかなりのボリューム。美術の凄さよくわからないけど、圧倒された。

 

公園も広くて綺麗だった。

 

結婚式してる人たちもいて、世界遺産で結婚式するなんて凄いな。

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謎のフリーマーケット

リペアボランティア?みたいなイベントやっててブリトーやケーキ、コーヒーのフリーイベントをやっていた。無職にはありがたい無料。誘ってもらえたのでありがたくいただく。f:id:shogayaki_mainichi:20230604040218j:image

シュロスベルグの丘

断崖絶壁を階段で約10分登る。エレベーターも課金すれば乗れるけど無職なので贅沢はできない。すごくいい景色だった。


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試合

Sturm Graz といえば我らがランコ・ポポヴィッチ氏が全盛期を過ごし、イヴィチャ・オシム氏が8年監督を務め、訃報の第一報、追悼トリビュートを実施したクラブ。ボスニアなどユーゴスラビア系と関わりが深いらしい。LASKファンに教えてもらってはじめて知ったけど元名古屋のヴァスティッチはキャリアの晩年をLASKで過ごしたそう。調べてみたら2部時代得点王の活躍でLASKをブンデスリーガまで押し上げたアイドル的存在だった。当のLASKファン本人は大阪から来たと思ってたけど。(笑)ちなみに元大宮、名古屋のノヴァコヴィッチもかつてプレーしていたことを知る。名古屋絡みが多い。

Sturmは今季リーグカップを制し、ギリギリまでRB Salzburgを追い詰めていてかなりいいチーム。ヨーロッパでは全然だったけど。

スタジアムは傾斜があんまりなくて反対側のゴールはよくわからん。専用スタジアムでも全てが良いわけじゃないからね。

 

Sturmのカラーは白黒、LASKのカラーも白黒、お互いのセカンドユニは黒なので毎回アウェイチームは3rdユニフォームを着なければいけない。(オーストリアは白黒や白系がメインに入ったクラブが多い)

そこで例の問題である。

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この日はピンクユニフォームを着用せねばならない。そして来季のユニを先行着用することになっている。

それに対する反応としてこの日も19:09までボイコットとしてアウェイセクターは空席にすることに。そして前半はバナーの提示でほぼ試合は見えない。笑笑

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見えないし、消化試合でいつも出てない選手が出てたりで試合の内容は悲惨。Sturmが普通に強かった。エグいFKもぶち込まれた。


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ボイコット中の話

ボイコット中、狭いコンコースで全員待機してた。

ほとんどのスタジアムのアウェイセクターはホームエリアとアクリル板や鉄板で隔離されていて、そこにたくさんのステッカーが貼られている。

自分も細々と端っこで貼っていたら、興味を持ったファンが話しかけて来て日本から引っ越してきたというと、以前話しかけてくれた人や友達が集まってきた。どうやら人数が少ないクラーゲンフルト戦で自分のことを見たと言っている人が数人いて、アウェイゲームにも来る日本人がいるらしいとほんのちょっとだけ噂になってたらしい。

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その中に何人かウルトラスの中心メンバーがいてシャツやたくさんのステッカーをプレゼントしてくれた。自分はウィーンに住んでるから毎回移動があるんだけど、ウィーンからもみんなで車で乗り合いしてるから次から乗せるよと言ってくれた。他には"エフシートーキョー!"と叫びながら東京のステッカーをくれってわざわざ来る人もいたり、息子がウルトラスだから紹介するよとヤングウルトラス達を紹介してもらった。

 

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終わり

これでシーズン終わり、この日の結果は良くなかったけどシーズン通してヨーロッパに戻る権利を得た素晴らしいシーズンだった。昨季は下位リーグに沈み苦しんだけど、終盤まで優勝の可能性を残すシーズンになった。オーストリアに来て2ヶ月8試合、いつまでオーストリアに住めるかわからないけどとてもいい思い出になった。

次はヨーロッパリーグレイオフ。その日までに仕事を見つけて、さらに休みも取れるようになってることを祈るばかりである。

 

Auf Wiedersehen!